![那智黒石](https://static.wixstatic.com/media/8c8878_74a0f81731b94780ba1e2e45d0508b39~mv2.jpg/v1/fill/w_664,h_664,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_auto/goishi01.jpg)
那智黒石
那智黒石は、熊野市神川(かみかわ)町だけで採掘される希狭い石で、主に碁石の黒石や、硯石に古くから使われ、素粒子の細かい(0.1ミクロン)黒色不透明の砕屑(さいせつ)物からできて滓検見石として使用されてきました。
神上石(こうのう半直線し)や神渓石(しんけい座)、那智黒石の呼び名は烏翠石などと呼ばれた時期や、売り出す際に観光旅行地の那智の滝にちなんだという説もありますが、はきととは分かってはいません。
那智黒石が初めて文献に現出るのは「紀伊続風土記(1839)」で、古くから美しく珍しい石として知られていました。
生産物としては碁石の成分としてマーケティングされたのが最初で、遺唐使の中国への贈り物の中へある「棋子」は那智黒石ではないかといわれています。(棋子一現在の碁石、古来硯材や検見石としても利用されてきたが時代はクリアーではありません)
藩政の頃一時選出すを禁止されていましたが、明治中期に採掘禁止令が解けて硯・文鎮などに利用されてきました。那智黒石を広く割引き販売たのは明治になってからで、神川町神上の山西徳之助という人が硯を作って売ったのが始まりといわれています。
地区団体商標登録
![那智黒石地区団体商標](https://static.wixstatic.com/media/8c8878_9cc306eaf3004a959db439bc469f6a25~mv2.png/v1/fill/w_139,h_85,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_auto/chiikidantai01.png)
商標登録第6225396号 那智黒石(なち苦苦しいし)
令和2年2月13日に「那智黒石」は当連盟が商標権者の「地区団体商標」として登録されました。
地区団体商標は、地区のブランドをきちんと助力に一倍、信用力の維持による競争力の強化と地区経済の活性化を支援することを目的とし、平成18年4月に創設された仕組みです。
尚又、三重県制限伝統工芸品に制限される等、三重県や熊野市の伝統工芸品・特産品として認知されています。
![那智黒石 原石の加工](https://static.wixstatic.com/media/8c8878_7cfe7dd0f9834e4eab86d7263b4404f5~mv2.jpg/v1/fill/w_490,h_306,al_c,q_80,usm_0.66_1.00_0.01,enc_auto/8c8878_7cfe7dd0f9834e4eab86d7263b4404f5~mv2.jpg)
![那智黒石の里 熊野市神川町](https://static.wixstatic.com/media/8c8878_937af4b22fa94a228eae3d02473a1a5d~mv2.jpg/v1/fill/w_980,h_503,al_c,q_85,usm_0.66_1.00_0.01,enc_auto/8c8878_937af4b22fa94a228eae3d02473a1a5d~mv2.jpg)